
Ever Bloomに込めた想い|姉を亡くした経験から生まれたデジタルメモリアルサービス
1996年、姉が亡くなりました。21歳でした。
私は当時19歳。人の死がこんなにも突然で、こんなにも受け入れがたいものだとは知りませんでした。
「ようやく話せるようになったね」
姉が亡くなる少し前のことです。
私は受験を控えていて、理系から文系に進路を変えようかと悩んでいました。うまく言葉にできない思いを、とにかく姉にぶつけるように話したことを覚えています。
そのとき姉は、こう言いました。
「ようやくあなたも話せるようになったね」
勉強の話ではなく、私の成長を見てくれていた。あのとき初めて、姉がどれほど大きな存在だったかを感じました。
もし姉が生きていたら、社会人になってからも、結婚のことも、仕事のことも、いろいろと相談できたのだろうと思います。そう考えると、今でも涙が出ます。
葬儀の日のこと
姉の葬儀には、中学や高校の友人が大勢来てくれました。
中でも忘れられないのは、声を上げて泣いていた友人たちの姿です。
家族だけではなく、姉の人生に関わった多くの人が、あれほど深く悲しんでくれている。そのことが、当時の私には衝撃でもあり、救いでもありました。
今でもお墓に来てくれる人がいる
あれから30年近くが経ちました。
それでも、姉のお墓には今でも花を供えてくださる方がいます。家族ではない誰かが、何十年も経った今も、姉のことを覚えていてくれている。
その事実に触れるたびに、強く思うことがあります。
人の命には限りがある。でも、その人が誰かの心に残した記憶は、何十年経っても消えない。
仏壇の前で思ったこと
家の仏壇に手を合わせるとき、遺影の中の姉といつも目が合います。
その瞬間、子どもの頃の思い出や、あの進路相談の日のことが自然とよみがえってきます。
ある日、ふと思いました。
お墓に来てくれる人たちにも、姉の写真を見てもらいたい。姉の笑顔を知ってもらいたい。でも、アルバムは家にあるだけで、共有する手段がない。
それが、Ever Bloomの原点でした。
アルバムからデジタルへ
姉の写真は、長い間アルバムの中にだけありました。
デジタル化はしていませんでした。紙のアルバムを開かなければ、姉の写真を見ることはできない。遠くに住む親戚や、姉の友人たちが見ることはさらに難しい。
Ever Bloomを立ち上げる過程で、すべての写真をスキャンし、デジタル化しました。
アルバムの中で静かに眠っていた写真が、いつでも、どこからでも見られるようになった。それだけのことなのに、姉の存在がまた少し近くなったように感じました。
Ever Bloomという名前
Ever Bloom という名前には、二つの言葉を重ねています。
Ever — いつまでも。 Bloom — 咲く。
大切な人の記憶が、時間が経っても色あせることなく、心の中で咲き続けてほしい。
それは、30年近く経った今も姉を想い続ける自分自身の実感から出てきた言葉です。
誰のためのサービスか
Ever Bloom は、特別な人のためのサービスではありません。
家族を亡くした方。友人を亡くした方。愛犬や愛猫を見送った方。自分の人生を記録しておきたい方。
「あの人の写真を、もっと多くの人に見てもらいたい」「この子との思い出を、ちゃんと残しておきたい」。そう感じたことがある方のためのサービスです。
思い出は、人と人をつなぎ続ける
姉が亡くなって30年近く。それでもお墓に花を供えてくれる人がいる。
写真を見れば、あの日の会話がよみがえる。遺影と目が合えば、姉の声が聞こえるような気がする。
思い出は、時間では消えません。
Ever Bloom が、大切な人との思い出にいつでも会いに行ける場所になれたら。そう願って、このサービスを作りました。
Ever Bloomでできること
Ever Bloom は、ご家族やご友人、そして愛犬・愛猫など大切な存在との思い出をオンライン上に残せるデジタルメモリアルサービスです。
- 写真や動画の掲載
- 思い出の文章の記録
- スライドショー(音楽付き)
- 家族や友人との共有
- デジタル献花
「会いたい」と思ったときに、いつでも訪れることのできる場所を作ることができます。